平成30年度 石狩管内学校課題研究発表会

  江別市立江別第二中学校

                                
平成30年10月25日(木)開催 参加者 179名


Ⅰ 研究主題

         
  社会で生きる一人として
           自己を見つめ、互いに認め合う生徒の育成』

          
       ~生徒の思いを引き出し、深い道徳的価値の自覚に導く道徳の授業の工夫~



Ⅱ 研究仮説

 
仮説1 生徒が自分の思いを進んで語り、互いの考えや思いを認め合うような道徳の授業を工夫すること
       で、道徳的価値を深く考えさせ、生徒一人一人の道徳性を育むことができるだろう。
  仮説2 生徒の実態に合ったねらいを設定し、道徳的価値について、生徒の声を生かした授業を展開する
      ことで、生徒自身の良さを引き出し、生徒がよりよく生きようとする道徳性を育むことができる
      だろう。
  仮説3 ねらいや道徳的価値について、対話によって深める授業を工夫することで、相互に認め合う姿勢
       を育むことができるだろう。


Ⅲ 研究内容

 (1)生徒の声を受け止める道徳の授業の構築
     ~誰もが主役になれる道徳の授業づくり~
     ○ローテーション授業の導入 
     ○中心発問を軸に、生徒の考えを引き出す工夫(ホワイトボードの活用)
     ○道徳通信の発行

 (2)生徒の声を引き出し、ねらいにせまる道徳の授業の構築
     
○学年をまたいだローテーションの配置と授業実践
     ○ねらいにせまる発問と工夫
     ○感想シートの掲示とポートフォリオの作成
     ○指導案集の作成


 (3)生徒の声を生かし、対話からねらいにせまる道徳の授業の構築
     ~授業形態の工夫~

     ○ローテーション授業の導入
     ○ねらいを深める授業の総括
     ○適切な評価につなげるポートフォリオの活用工夫
     ○授業形態の工夫



Ⅳ 日 程

受付 公開授業 移動 全体会
研究発表
移動 分科会
アンケート


Ⅴ 授業公開

学級 授業者  単元名  参加者の声 授業の様子
1- 競  達也 バスと赤ちゃん

○誰もが遭遇するような場面(教材)を取り上げていて、生徒もイメージを持ちやすかったと感じます。実際の赤ちゃんの声を聴かせるなど、生徒を引き込む工夫も大変よかったです。
○一人一人の意見を大切にした味わい深い授業でした。
○落ち着いた生徒たちのしっかりとした考えは素晴らしかったです。課題も見えてきた授業でした。

1- 桑原 香奈 銀色のシャープペンシル

○生徒の声を生かし、決して受身にならない工夫された授業でした。今日までの研究、準備、本当にお疲れさまでした。
○自由発言する時と集中する時のメリハリがあり、授業の感想や自分の考えをたくさん記入するなど、頑張る中学生の姿を見ることができて、とても勉強になりました。

2-1 大西 正記 仏の銀像     

○準備がしっかりとされた授業で参考になる点が多くあり、大変勉強になりました。
○「ふれる」の場面での教師と生徒のやり取りがいい雰囲気でした。
○生徒が授業に集中した授業でした。内容が難しかったのか、生徒の発言が少なかった感じがします。しかしホワイトボードには深い意見もあり、もっと交流を聞きたかったです。

2- 本間 幹英  ネパールのビール ○教師と生徒の優しい空間が生まれた授業でした。何を考えるにしても、しっかりと受け入れられる、考えを話せる場を作ることが大切だと感じました。
○先生と生徒の日頃の暖かな交流が垣間見られた授業だったと思います。読み物教材は切り口によって価値付けや見出し方が変わるのがいいところだと思います。3回の授業の中でやっぱりここを切り口にしたいと信念を持って授業づくりに臨まれたことを分科会の中でも感じました。
3-2 山本 祐嗣  ジョイス

○先生と生徒の関係の良さが伝わってきてとても良かったです。題材もとても興味深い内容でした。
○授業者の熱い思いがこもった授業でした。生徒にもその情熱が伝わっていたと思います。
○雰囲気がよく、とても対話がし易いクラスでした。テンポが素晴らしく、教材を熟知していたことがよく伝わってきました。

3-3 元沢 陽介 心がひとつに
○クラスを構成している生徒たちが日常生活の中で築き上げている温かな人間関係が感じられる授業でした。学級づくりが土台となったほのぼのとした授業でした。
○中心発問に対して考える時間がしっかりと確保されていたので、生徒は自分自身の心としっかり向き合っていたと思います。
○向かうべき方向に向かい、最後まで生徒が真剣に授業に臨んでいました。生徒一人一人の真剣に考える姿が印象的でした。
5組
(特支)
安藤 和之 くりの み ○特別支援学級の子どもたちの個性が発揮できた授業だったと思います。特別支援学級の全体指導は難しいと思いますが、うまく機能するととても効果のある指導となるので、私たちも今日の授業を参考にさせていただきます。
○教師からの「くりが1つだったら」の揺さぶりにより、様々な考えを引き出すことができたと思います。


Ⅵ 分科会

分科会 研究協力者 司会者 記録者

1-1

 北海道教育庁石狩教育局
  義務教育指導班
  主任指導主事  因 雅仁
 江別市立江別第二中学校
   教諭  山岡 克教
 江別市立江別第三中学校
  教諭  増永 利華

1-2

 恵庭市立恵み野中学校
  校長  多田 貴典
 江別市立江別第二中学校
   教諭  瀬尾 千晶
 江別市立江別太小学校
  教諭  森國 奈々

2-1

 札幌市立北野台中学校
  教諭  磯部 一雄
 江別市立江別第二中学校
   教諭  滝川 裕治
 江別市立大麻西小学校
  教諭  佐藤 恵

2-3

 北海道教育庁石狩教育局
 義務教育指導班
  主査    菅原  巧
 江別市立江別第二中学校
   教諭  白瀬 友加里
 江別市立大麻泉小学校
  教諭  中山 尚子

3-2

 千歳市立千歳中学校
  校長  吉川 雅樹
 江別市立江別第二中学校
   教諭  樋渡 真紀
 江別市立中央小学校
  教諭  後藤 志穂

3-3

 北海道教育庁石狩教育局
  義務教育指導班
  主任指導主事  鈴木 毅
 江別市立江別第二中学校
   教諭  岡塚 紀彦
 江別市立東野幌小学校
  教諭  佐藤 昂生

5組(特別支援)

 江別市立江別第二小学校
  校長  野尻 一裕
 江別市立江別第二中学校
   教諭  遠藤 絵里
 江別市立野幌中学校
  教諭  関川 千絵子