平成20年度 石教研学校課題研究発表会
江別市立江別太小学校
平成20年10月10日(金)開催 参加者 170名
T.研究主題 「自分の思いを伝え合う子どもの育成をめざして」 〜国語科における目的を持った読みの指導・実践を通して〜 |
U.研究仮説 @国語科における基礎基本を明確にし、6学年を見通して系統的に指導していくことにより国語科の基礎学力を身に つけることができるであろう。 A「読むこと」の学習を積み重ね、目的を持った読みの単元構成や学習過程を工夫すると、自分の思いや考えがふ くらみ、意欲的に伝え合っていくことができるであろう。 B学ぶ楽しさや意欲を高める教材化を図ることにより、喜びを感じながら学習に取り組むことができるであろう。 |
V、研究内容 ○研究仮説@に関わって ・各領域を調和良く位置づけた年間指導計画の実践と検討 ・「読むこと」における「身につけたい力」の学年の系統性の検討 ・「読むこと」と他領域との関連と系統性の検討 ・声に出して読むことの指導実践の充実(音読、詩の暗唱など) ・図書指導と連携した日常的な読書指導の充実(朝読書、読書月間、読み聞かせなど) ○研究仮説Aに関わって ・「目的」が、単元の目標に迫る言語活動であったかの検証 ・「目的を持った読み」を通して、主体的に読みを深め、自分の思いや考えをしっかりと持つことができたかの検証 ○研究仮説Bに関わって ・「目的を持った読み」の学習過程で、効果的な「読みを深める手だて」を組み入れることができたかの検証 ・「読みを深める手だて」が学ぶ楽しさや意欲を高めるものであったかの検証 ・発達段階を考慮した「読みを深める手だて」の開発 |
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(1)意欲を喚起し、課題を発見・追究させる 体験活動のあり方 (2)自分の成長を確かめ、認め合い、高め合える 評価のあり方 (3)教科で身につけた 知識・技能の活用のあり方 |
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W、日 程 |
受 付 |
公開授業 | 移 動 |
全体会 | 移 動 |
分科会 | アンケート |
X、授業公開 | |||
学年 | 学習のテーマ | 指導者 | |
1 年生 | 「けんかした山」(物語文) ※授業のみどころ ○「けんかした山の劇をしよう」という言語活動により、場面の様子を想像し、自分の思いや考えを表現しながら読む。 ○山の気持ちをワークシートに書いたり、山になりきって表現することで、意欲的に読み進める。 |
佐藤 千草 |
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2 年生 | 「さけが大きくなるまで」(説明文) ※授業のみどころ ○「さけすごろくを作ろう!」という言語活動により、順序や時間を表す言葉に気をつけながら、読み取る。 ○ワークシートにまとめたり、すごろくのマス(付箋)を作ったりすることで、意欲的に読み進める。 |
小泉 しのぶ | |
3 年生 | 「くらしと絵文字」(説明文) ※授業のみどころ ○「絵文字じてんづくり」に取り組むことにより、自分の思いや関心を広げながら、順序よく読みとる。 ○ワークシートの活用することで、意欲を高め、大切なことを落とさずに読む。 |
早川 久夫 | |
4 年生 | 「ごんぎつね」(物語文) ※授業のみどころ ○「ガイドブックつくり」という活動を通して、自分たちで作った多くの謎を課題とし、様々な読みの視点を持つことで、読みを深める。 ○「ガイドブック作り」で多くの謎解きを通して、新たな発見、学ぶ楽しさを感じる。 |
後藤 繁 | |
5 年生 | 「森を育てる炭作り」(説明文) ※授業のみどころ ○「炭のコメンテーターになろう」という言語活動により、事実と筆者の意見を読み取り、自分の思いや考えを持つ。 ○事実と意見を区別してまとめコメントを書くワークシートを使って、読みを深め、意欲を高める。 |
長濱 愛 | |
6 年生 | 「川とノリオ」(物語文) ※授業のみどころ ○「川とノリオを読みたくなるような帯紙を作ろう」という言語活動を通して、登場人物の心情や場面について、優れた描写を味わいながら読み、自分の思いを深める。 ○「帯紙メモ」や「読み取りの手引き」を使って、読みを深め、意欲を高める。 |
紺野 丈 |
Y、分科会
分科会 | 司会者 | 研究協力者 | 記録者 | 運営委員 |
低学年ブロック |
藤井 康博 (当別小) |
駒場 義剛 (江別第三小) |
田村 剛郎 森本 えみ子 |
橋本 好史 |
中学年ブロック | 土田 清美 (当別小) |
阿部 千里 (江別第二小) |
岩田 希代子 鈴木 麻衣 |
佐藤 直人 |
高学年ブロック |
西島 進一 (恵庭小) |
前川 豊志 (石狩教育局) |
高橋 成江 村山 和彦 |
新保 なおみ |