石狩教育研修センター 
  防災教育理論研修会 終了

テーマ 「釜石市のいのちの教育」
日 時 平成24年7月30日(月) 14:00〜16:00     
会 場 石狩教育研修センター     
講 師 川崎 一弘 氏
(岩手県釜石市教育委員会教育長)     
参加者 120名     
 研修会

ようす
  
 
2011年3月11日、東日本大震災による津波は東日本沿岸を襲い、多くの尊い人命が失われた。
皆さんご存知の通り、そのような中でも、釜石市の子どもたちは日頃の防災教育の成果によって、自主的に高台に避難して難を逃れることができた。
日常の防災教育の取り組みの実際を、釜石市教育長自らによって語っていただく貴重な機会となった。
当時の釜石市の状況を詳細に語るとともに、当日の子どもたちの避難行動を、動くハザードマップで紹介された。津波が来る前に高台に避難する子どもたちの様子から、学びが命を守ることにつながったことが実感できた。
多くの示唆をいただきました
・災害時は率先して逃げる勇気が大切である。
・何事も準備が大切である。
・地域で命を守り合う避難の仕組みが大切である。
・とことん現場主義
・わずかでも被害者が出てしまった以上、釜石市の 防災は失敗だった。改善しなければならない。
  参加者の声
・「奇跡は起きるものじゃなく、起こすものだ」と、あらためて釜石の子どもたちから感じました。普段の備えが本番にもできた、ただそれだけなんだと。防災教育を子どもたちから発信させ、地域に広げようという取り組みがしっかりあることに感心させられました。
・自分で考え、行動することが大切だと痛感しました。被災者である子どもたちが、そのことを発信して防災教育を広げようという声に感激しました。