理科教育(小)理論研修会 終了

テーマ 「豊かな表現力を高める授業のあり方」
日 時 平成26年11月11日(火)
会 場 恵庭市立恵庭小学校 体育館
講 師 前田 美子 氏
(子どもの歌唱指導のスペシャリスト、武蔵野ジュニア『風』の指導者)
参加者 約46名
研修会

ようす
   
    
 石教研音楽部会では、今年度、新たなテーマ『豊かな表現力を高める授業のあり方』を研究主題にし、研修を深めてきた。
 そこで、今回の理論研はさらに児童の表現力が豊かになっていく合唱指導の授業をどのようにしたらよいか。楽しみながらできる発声法な指導をしたらよいか。行事等で使える合唱の授業実践等について知ることができる研修会を考えました。
 今回の研修会は、前田美子氏をお招きして、歌唱指導について幅広く学ぶことができました。
  恵庭小学校6年生(120名)の授業を通しての歌唱指導では、楽しみながらできる発声指導や声出し法を実践していただきました。子どもたちは、体を使って楽しみながら明るく素敵な声を響かせ、歌声が見事に変わっていきました。
 子どもたちの心を解放させ、音楽を心から楽しませる言葉かけや心温まる指導は、音楽の原点であり、豊かな表現力を高める大切なことであることをあらためて考えさせられるひと時でした。
 6年生(120名)の子どもたちと参加者全員で「宝島」の合唱を歌い、素敵な歌声を体育館いっぱいに響かせることができました。素敵な歌声の子どもたちが先生の魔法でさらに瞳を輝かせ、楽しく歌う姿に感動しました。
 後半は、前田氏による理論研修を行いました。沢山の曲を準備していただき、細やかな指導法を学ばせていただきました。
 楽しいお話と指導のポイント等、教えていただいたことは、どれも授業や行事に使える貴重な財産となりました。
〇「ホルディヤ」について
声が出る。高学年の恥ずかしさをぬぐい去る。そうすると、声が響く。
〇「野菜の気持ち」(言葉がはっきりしない子に)→声が大きくなる。
〇「小さな鳥の小さな夢」(声がきれいになる)→高音から入るから、子どもたちは声の準備をする。等、素敵な曲がいっぱいでした。
 講師からは、今後の指導に生かせる話をたくさんいただきました。
 『変声期の子は、出さないと歌えなくなるので、腹筋を使わせることが大切。 体育座りで両足を上げたまま発声するとよい。』
 『力を抜く方法は、肩に力を入れる。「あー。」と言う。肩の力を抜く。天使の羽をくっつける。』
『「い」をきれいに発声させるために…Mから発音させる。人差し指と中指の間に声を入れさせる。』
歌唱指導についてのヒントが満載の素敵な研修会となりました。