人権・平和教育 実技研修会 終了

テーマ 「みんなで楽しい劇をつくりましょう
         〜『そしてトンキーも死んだ』の劇指導を通して〜」
日 時 平成26年7月17日(木)15:00〜16:30
会 場 石狩教育研修センター
講 師 阿部 実 氏
 
恵庭市立松恵小学校 教諭
参加者 約20名
研修会

ようす
   
    
 初めに、阿部先生がこれまで脚本から手がけてきた劇づくりの紹介がありました。題材は絵本や民話をもとにした楽しいものから平和教材まで幅広く、低学年向きや高学年向きにアレンジをしながら、実に多種多様な脚本を書いて劇指導をされています。平和教材としては「はだしのゲン」「南北の塔」「そしてトンキーも死んだ」の3本の脚本があります。2〜3週間の練習期間、子どもたちは劇の取り組みを通じて平和のありがたさと戦争の悲惨さを学んでいきます。これらの脚本は、管内のいろいろな学校に広まり、上演されています。劇を見た先生が、「自分もこの劇をやってみたい!」という気持ちになり、取り組みが広まっているのです。
「劇ではなく芝居を目指す」「自分たちの芝居を通して、お客さんに劇のテーマを伝えたいと思わせる」「自分のことだけでなく友達もうまくいってほしいという気持ちを育てる」等、学芸会を通してどんな子どもを育てたいかという思いと、そのための具体的な指導法や脚本のコツ、演出の仕方など、とてもわかりやすくお話しして下さいました。
 最後に、今回のテーマにある「そしてトンキーも死んだ」の上演DVDを見せていただきました。子どもたちの迫真の演技に感動し、改めて阿部先生の劇指導のすばらしさに心打たれ、あっという間の1時間半でした。