小学校理科教育 実技研修会 終了

テーマ フィールドワーク 「夏の星座と惑星の観察」
日 時 平成26年6月25日(金) 19:30〜21:00     
会 場 江別市立文京台小学校 視聴覚室・天文台室     
講 師 宮 武 昇 平 氏 <江別市立野幌若葉小学校 教諭>
参加者 22名
研修会

ようす
   
    
 毎年夏休みに実施し、好評をいただいている小学校理科フィールドワーク。
 今回は天体観測の専門家である野幌若葉小学校の宮武昇平氏より、夏の星座と惑星の観察について教えていただきながら、実技研修会が行われました。
 場所は、学校には珍しい屋上に大きな天文台が設置されている文京台小学校。
 しかし、この日は「PM2.5」の影響で、あいにくの空模様。やむなく、視聴覚室で宮武先生より天体についていろいろ教えていただきました。
 せっかく大型望遠鏡で天体観察できる機会だったので残念でしたが、そこは講師の宮武氏から、パソコンソフトを紹介しつつ、様々な惑星や星座などのお話を聞くことができました。
 参加者からは、「へー」という声が出るほど、有意義な説明がありました。
 写真は、はくちょう座のアルビレオ。最初は一つの星だったのに、拡大していくと何と二つの星に。重なっている二重星というそうです。その他にも、星団や惑星を次々拡大して、実際にはどのような成り立ちになっているか説明がありました。
 続いて天文台に上がり、大型望遠鏡での観察。何とか星が見えたらなあと思いながら、せっかくなので覗いてみます。
 そのうちに、雲の切れ間から一つの星が見え出しました。早速宮武氏が望遠鏡を設定して、全員で観察しました。「見えた見えた」とみなさんの顔に笑顔が広がりました。やっぱり、少しでも観察できて嬉しそうです。
 天体の学習は、授業の中で実際に観察できずに、どの先生も授業のすすめ方に悩む単元です。パソコンソフトの活用の仕方も知り、宮武氏から教えていただいたことが、大きな助けになると思います。
 そして、参加者自身が天体に大きな興味を抱いたようでした。毎年夏休みに実施するフィールドワーク。今回も多くの先生が自分の子どもや家族も連れての参加となりました。
 この実技研修会をもとに、みなさんがどのような授業づくりをされるのか、大変楽しみな研修会でした。