特別支援教育 理論研修会 終了

テーマ 「インクルーシブ教育を考える」
     〜発達障がいの子ども達の支援のあり方〜
日 時 平成26年7月30日() 1:00〜1:00 
会 場 石狩教育研修センター
講 師 滝 川  裕 治 氏
 
恵庭市立恵み野中学校
参加者 88名
研修会

ようす
   
    
 

講師は、中学校社会科の教諭でありながら特別支援士の資格を持ち、学習に困難さを持つ子ども達も共に学習するための工夫を日々実践されていらっしゃいます。

 授業・学習のユニバーサルデザインは、どの子にも楽しく「わかる」「できる」授業の工夫であると説明がありました。
 
 

聴覚と視覚のどちらが優位であるかについてや、ワーキングメモリがどれくらいかを把握する実技を行いました。

 見やすい色にも個人差があることや、視覚情報がある方がわかりやすい場合があるなど実感を伴って学ぶことができました。
 

インクルーシブ教育には、合理的配慮が提供されることが必要とされる。
 合理的配慮とは、単に指導内容のレベルを下げることではなく、指導内容を焦点化し、動作化、視覚化することによって、障がいの有無に関わらず全体が効果的に学習できるようにすることである。

 教師が楽をして、生徒が苦労していないか、と講師は問いかけます。
 

通常学級の教員と、特別支援学級の教員が互いにINCLUSIVEすることが、今後いっそう求められるのではないかと滝川先生は語ります。

 

 参加者が90名近く、石狩管内の先生方も関心の高い内容であったと思います。「この研修について通常学級の先生方にもぜひ聞いて欲しい」というアンケートの声も多く、通常学級と特別支援学級の両方の教員が共に考えていかなくてはいけないテーマであると改めて感じました。
 様々な特性を持った子ども達の学びの多様性を保障することや、視覚と聴覚への配慮等、滝川先生から授業のユニバーサルデザインについてのヒントを多く学ぶことのできた研修でした。