所長あいさつ

 石狩教育研修センターは、札幌市を除く石狩管内7市町村の教職員の研修と教育に関する調査研究等の一層の充実を図るために各種事業を行っています。
 今年度、運営の重点として①地域の実態に即した教育課程の編成・実施・評価に生かす資料の整備、②教職員一人一人の専門性を高める研修の充実、③日常実践に役立つ情報・資料の収集と提供の3点を掲げ、事業を行って参ります。
 具体的には、研修事業として、3年計画の3年目になる「主体的・対話的で深い学びのあり方講座」や昨年度に引き続き「小学校外国語講座(実技理論研1回、授業研修2回)」を実施いたします。調査研究事業では、昨年度作成した「石狩管内小中学校教育課程基底編」に続き、「石狩管内小学校教育課程展開編」を作成し、来年度からの新指導要領の完全実施に向けた教育課程編成の資料になるよう管内各小学校へ提供して参ります。その他、これまで同様、各種研究資料や実践交流紙を発行し、管内教職員の資質向上や情報交流を図ります。
 これまでの石狩の歴史を振り返れば、昭和24年の「石狩地区研究所」の設立、昭和41年の石教研の誕生、昭和50年には研修センターの設立などがありました。現在まで約70年になりますが、これは私たちの先輩が、その時代時代の様々な教育課題に真摯に向き合い、石狩の各機関と連携して取り組んできた歴史でもあります。
 本年度も、これまでの伝統を土台に今日的教育課題の解明に向けて、各市町村教育委員会をはじめ、関係機関と連携して事業を進めて参りたいと考えております。教職員の資質向上が石狩の子どもたちのよりよい成長に繋がります。当センターの各種取組が管内教育の一層の充実と教職員の指導力・実践力の向上に寄与することを願っております。



 平成31年4月
  石狩教育研修センター 所長  浅田  眞